「感謝」と「褒める」
みなさん、こんにちは。 (^_^)/
恒例の(?)のつぶやきコラムのお時間です。
今日は、コミュニケーションについて、特に「感謝」と「褒める」について書きたいと思います。コミュニケーションのKHK術というのをご存知ですか?
1.K(感謝)
2.H(褒める)
3.K(気遣う)
の3つのことを言います。この3つは出し惜しみしないで、どんどん使う方が良いとされています。
1.のK(感謝)、つまり「ありがとう」の言葉の持つ力を実感した出来事を書きますね。
私が結婚する前、もう5年以上前のことですが、精神科以外の病院経験がないと、将来的に困る!と思い、市内 のめちゃくちゃ忙しい呼吸器科に修行に行ったことがあります。
それはそれは、忙しい科で、病院内でも3本の指に入る位、忙しい科でした。呼吸器科なので、主に肺癌の患者さんが沢山入院していて、手術も沢山するし、肺癌は亡くなる方も多いので急変患者さんも多い。とにかく、1日中走り回っているような科でした。
勤務時間もめちゃくちゃ長かったです。残業は当たり前。精神科以外の経験がなかった私は、自分を「新人だ」と意識して(今も同じですが)朝は早めに行ってカルテから情報収集をしたり、点滴の用意をしたりしました。
なので、日勤は7:30には出勤します。
日勤:7:30~19:00をやって、家に帰り、少し仮眠をとったら、すぐに深夜勤がやってきます。深夜勤:23:30~10:30位です。
仮眠なんて、取れるはずもなく、深夜勤を11時間近くやるわけですから、深夜勤が終わるころにはもうヘトヘトです。私は原付で通っていましたので、フラフラしながら運転し、「あぁ私は病院に殺される」と思ったものです(笑)
でも、不思議とやめたいとは思いませんでした。
私以外にも、精神科経験しかない同僚が他の科に修行に来ていましたが、3か月も経つとバタバタと元の病院に戻っていきました。
話を聞くと、
「人間関係がきつい」
と言うのです。
なぜ私はやめたいとまでは思わなかったのか。
そこで「ありがとう」の力を感じることとなります。
私が配属された病棟は、「ありがとう」の言葉がスタッフ間でとても多く飛び交っていたのです。
「患者さんの清拭(体を拭くこと)、やっておいたよ。」
「わー、ありがとうございます!」
「〇〇さん、●●については、いつも助かってます。ありがとうございます!」
などなど。
私が意識して使っていたわけではなく、配属された当初から、皆そうしていました。私もつられて、何かしてもらったら、「ありがとう」の言葉を必ず、そして
ちょっと 多めに言うようになりました。
なぜか、「ありがとう」と言われると、「またやってあげよう」という気持ちになるんですね!
なので、助け合いの精神が病棟内に広がり、仕事がなかなか進んでいない人を見つけては「やっておこうか?」と声をかける姿があちこちで見られました。
3.K(気遣う)も生まれるという事でしょうか。
この雰囲気は、働いていてとても気持ちが良かったです。
それからもうひとつ、2.H(褒める)の力を実感した経験を書きます。
(もう少しお付き合い下さい)
私は大学時代、朝日キャンプカウンセラーというものをやっていました。簡単に言うと、障害のある子とない子が一緒になってキャンプをし、それをサポートする役です。私はある年にキャンプディレクターをやりました。
(ちなみにキャンプネームは「みさいる」でした。)
←どうでもいい情報ですが。。。
その年は1999年。ノストラダムスの大予言の年です。
←これもどうでもいいか。。。
障害の有無にかかわらず、お互いの良いところを感じ合ってほしいという願いから、キャンプのテーマを 「いいとこ探しの旅」 にしました。そして、障害のある子もない子も、何か一言で感情を表現できるような、合言葉はないかと考えました。そこで考え出した合言葉が
「 いいねー! 」 です。
何かちょっとしたことでも、良いところをみつけたら、「いいねー!」と言ってみる。ダンディ坂野の、ゲッツ!!の指で。
←覚えていますか、皆さん・・・・・。
キャンプ場では、いたるところで「いいねー!」という言葉が聞かれました。
「その服、いいねー!」
「○○に行こうか!」 「いいねー!」
「○○君、手伝ってくれてるね。」 「いいねー!」
「冷やし中華にマヨネーズ付けちゃう?」 「いいねー!」
「カラシも?」 「いいねー!」
・・・脱線しました(汗)
障害のある子が自分の得意な一芸を披露してくれたら、すかさず「いいねー!」(ゲッツ!の指で) ← しつこい
この「いいね」効果は思う以上に大きく、障害のある子もない子も、大学生も大人も、すべての立場の人を巻き込んで、言葉には表せない雰囲気を生み出していました。
「いいね」と言われると、自分を認めてもらった気になる。
そして、他の人にも言ってあげようという気持ちになる。
私達人間は、心の奥底では「承認してほしい」「認めてほしい」と思う生き物らしいです。なので、その承認要求を満たすことで、あらゆる相乗効果を生み出すことが出来るのだと思います。
皆さん、会社で働いていて、
「一生懸命やってるつもりだけど、周りの皆がすごいから、頑張っても自分が出
来ている気がしない」
「私、役に立っているのかなー」
と思ったことはありませんか?
私は「ありがとう」と「ほめる」を、会社内でもっともっと広げられたら、自己肯定感も上げることができるのではないかと思っています。チャットやメールもいいのですが、やはり基本は対面が良いです。
何かやってもらったら、感謝の言葉を言葉で伝える。
「いいとこ探し」をスタッフ間でやってみる。
できるところから、実践していきませんか?
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以上、つぶやきコラムでした~(^_^)/
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