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メンタルヘルス問題に取り組むママ保健師が働き方を見直していきます!

社長研修には育休を。 【その1】

今回は育児休暇をとることになった、 当社(ビューポイントコミュニケーションズ)の代表である柴山さんにインタビューをさせていただきました。事業所近くの喫茶店でのブログ担当(わたし)との対談です(・∀・)

 

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【 育児中の柴山さん 】 

 

1、どうして育児休暇をとろうと思ったのか。

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■ 1)自分がいなくても、会社がまわるのではないかという検証

 

柴山

「1番は、純粋に自分がいなくても会社がまわるんじゃないかということを検証してみたいんですよね。」

担当

「実験みたいな感じでしょうか。」

柴山

「そうだね。自分の中で、“僕がいなければダメなんじゃないか”というおごりがある気がして。意外に自分がいないならいないなりに、まわっちゃった!ってなるんじゃないかなと。そうしたら、自分は別の仕事ができるし、他のスタッフも成長するし、サービスを受ける方も長期的にみたら良いサービスを受けられるってことですよね。」

 

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「自分がいなくなったら、周りの人に迷惑がかかるのでは」という不安は、「自分がいなければ、会社はまわらない」というおごりと、隣り合わせなのかもしれません。その事に会社のトップが気づいているかどうかは、重要なポイントではないでしょうか。(自分がいなくなったら、会社は大変な事になってしまうという不安から、育児休暇を取るという選択肢自体を捨てている社長さんも多い、かも?) 

 

 

■ 2)少子化問題対策や日本経済活性化等のために

 

柴山

「まず、日本の男性の育児休暇取得率って、0.7~2%(平成24年度は1.89%)しかないと言われいます。加えて、社長が育児休暇をとっているケースはもはや宝くじの当選確率ぐらい低いんじゃないでしょうか。いや、本当にこれは 低すぎると思うんです。少子化だし。少子化になると消費も生まれないから、経済にも直結してくるでしょ。経済が上向かないと就労先も生まれない。そうすると、わたしたちが携わっている就労支援という事業にも直結してくると思うんですよね。」

担当

「なるほど。夫が育児休暇を取るようになれば、奥さんの負担は減るし、夫は妻の気持ちが分かるし、子供への愛情も深まるしで、2人目、3人目を考える夫婦が増えるかもしれないですね。少子化対策にもなる・・・。」

柴山

「みんな働きすぎだと思うんです。。。もちろん、仕事ってやりきることとか、本気で取り組むことも大事だけど、それって時期を分けて、バランスをとれば、もっと、モチベーションも上がるし、本業もうまくいくと思うんです。なので、育休中は思いっきり休む方がいいと思います。なにより、夜遅くに帰ってきて、ちょっと子どもと遊ぶくらいでは分からないんじゃないかな、育児の大変さとか。世の中のお母さんはめちゃくちゃ頑張ってると思う。あとは、女性の就労支援を行う際に【女性の働き方を柔軟に。】とか【保育園拡充】も大事なんですが、個人的には男性の働き方を変えた方が女性の就労は促進されると思っています。」

 

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夫が育児に協力してくれるのと、してくれないのとでは2人目、3人目を考えるときに大きな差が出てくると思います。少子化、しいては日本経済の問題として育児休暇を捉える必要があるのかもしれません。

 

 

■ 3)子育て経験をしておきたい

 

柴山

「あと、子育てはみんなやった方が良いと思うんですよね。“母は強し”じゃないですけど。子育てを経験した女性は、言葉に重みがあるというか、説得力がある気がするんです。うちの女性陣をみてると特にそう思う(笑)」

担当

「なるほど。育児休暇中に子どもと接する時間を多く取れば、子どもを持つ女性社員の気持ちがわかるようになるかもしれませんね」

柴山

「そうね。そうしたら女性社員にモテるかも(笑)」

担当

「人望が厚くなるかも。」

柴山

「今はないかもしれないけど(笑)」

 

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2児の母親として言わせてもらうと、子育て経験は自分を成長させる、絶好のチャンスです。子育ては自分の思い通りに行かない事が多くありま す。“こんな人間だったっけ?”と、自分の意外な一面に気付いたり、感情のコントロールがうまくいかなかったり。(愛情を注ぐと 同時に、子供から愛情を受け取る経験は、かけがいのないものです。)

 

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 【 まだ産まれて間もない赤ちゃん 】

 

■ 4)妻を支えたい

 

柴山

「それとつわりで妻が苦しんでいるのも見たし、吐くのも見たし、お腹がでっかくなってくるのも見たし。一人だけに任せるのは、ずるい気がするんですよ。せめて子どもが生まれた後くらいは、力になりたいなと思いまして。」

担当

「優しいんですね。具体的には育児休暇中、何をしようと思われているんですか?」

柴山

「掃除・洗濯・料理・・・とか。赤ちゃんのオムツ替えたり、お風呂に入れたりですかね。」

担当

「素晴らしいですね。それだけ夫がやってくれたら、ずいぶん奥さんは助かると思います。出産後は、体の回復もまだの状態で、ホルモンバランスの乱れもあり母親にとっては大変な状況にあります。そんな時に、夫が支えてくれたらすごく助かると思いますよ。」

 

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出産後、妻の実家に里帰りをするパターンが日本には多いですが、これは生まれてすぐの父子の愛着形成にとっては、デメリットが多いような気がします。生後1か月間は、赤ちゃんはあっという間に成長します。その貴重な時期の子育てに父親 が参加しないのは、もったいない。

また、生後1か月は赤ちゃ んはよく泣くし、夜中も頻繁に起きます。その時期を夫婦2人で乗り切った!となれば、夫婦の結束も強まると思います。しかし柴山さんの奥さんは、愛されていますね!

 

 

■ 5)社長でも育児休暇を取得できることを証明したい

 

柴山

「あと、さっきも言ったのですが、社長が育休取ってるところって、あまり聞いたことがない。だから今回自分 が取って、社長でも取れるんだという事を証明できればいいと思う。しかも、法人設立してから2年たってませんしね。創業まもない忙しい企業の社長でもしっかりと準備や仕組み化をすればとれるんだ。ってね。」

担当

「先駆者ですね。」

柴山

「どうやって育休取ったんですか?って他の方に聞かれたら相談にのれるかもしれないし。あそこの代表は育休取ったらしいよって話になれば、トップが育休を取るということが社会全体に広がるかもしれないよね。きっと、社会ってだれかひとりとかどこかの法人ひとつの取り組みでは変わらないと思っていて、ひとりひとりが自分ごとだと思って、小さな一歩をひとりひとりが積み重ねていくことでひとつの変化につながるのではないかなとも思っています。」

 

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確かに社長で育児休暇を取った人というのは、あまり聞いたことがありません。取った人でも、週1とか短期間であることが多かったり。今回、柴山さんは2か月の育児休暇を予定ですよね。この取り組みが先駆けとなって少しずつ広がっていくといいですね。

 

 

以上、今回は「なぜ、育児休暇を取ろうと思ったのか」について、柴山さんにインタビューしてみました(・∀・)次回は「なぜ日本人男性は育児休暇を取る人が少ないのか」などについての対談の様子を書きたいと思います。

 

 

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